春に向かう途中の、家の時間
YUTORI
ameno journal. | 風水ライフデザインAMENO
— lifestyle notes 02 —
窓を開けると、
やわらかくなった風が、部屋の奥まで通り抜けていきます。
今週は、その風に誘われるように、
仕事部屋のデスクを窓辺へと移動しました。
冬のあいだ、私のデスクは
夏のエネルギーである南を向いていました。
冷たい気の流れが強くなる季節の中で、
火の気の流れを混ぜる。
背中に冬の光を受けながら、
空間の中にあたたかさを加えて、
バランスをとるような感覚です。
そして今、
春の気配が満ちてきたこの時期。
また少しだけ、選び方を変えてみます。
春は、放っておいても、
エネルギーが上へ、外へと広がっていく季節。
気持ちも軽やかに動きやすくなる分、
思考もどこかにほどけてしまいそうになることがあります。
そこで私が選んだのは、
窓辺で「西」を向いて座ることでした。
西は、季節でいえば「秋」
かたちを整え、
実りへと導いていく方角です。
春の芽吹きの光を感じながら、
その中に秋の実りの
完成された落ち着きを重ねてみる。
対極にあるものを空間に取り入れるだけで、
浮き立っていた気持ちがすっと落ち着き、
穏やかな流れが生まれていきます。
春は、やりたいことや考えが、
自然と増えていく季節。
その中で、
どれを選ぶか。
どう育てていくか。
それが、少しずつ見えてくるようになります。
選んだものに意識を向けると、
流れも自然とひとつにまとまっていく。
その過程も、どこか軽やかで、楽しい。
今の自分にとって、
どんな空気が心地いいのか。
どんな位置なら、自然と落ち着いていられるのか。
季節の流れにただ従うのではなく、
その中で、自分に合うバランスを選んでいく。
そうして過ごす時間は、
無理なく前へと進む流れをつくってくれるように感じます。
この春、
自分だけの「心地よい方角」を、探してみませんか?