次の季節へ向かう、心と空間の余白

こんにちは!
風水ライフデザイナーの志賀由都理です。
7月22日は「大暑」、そして25日は「新月」。
一年の中でも、ちょっと特別な節目が重なるタイミングです。
「大暑」は、その名の通り一年で最も暑さが厳しくなるころ。
同時に、風水や気学の世界では「夏の土用」の時期でもあり、
自然のリズムは次の季節“秋”に向かって少しずつ移ろいはじめています。
陽のピークから、陰へとうつるとき
暑さとともに、陽の気がぐんと高まり、
それがやがて、陰の気へと少しずつ移っていく
そんな“季節のめぐり”のなかに、私たちは生きています。
陽の気が極まったあとは、また陰へとバトンが渡されていく。
これは自然界に流れる「陰陽の法則」のひとつです。
夏の終わりが近づくこの時期は、
季節のリズムとともに、私たちの身体や心も少しずつ切り替わろうとしています。
たとえば、
食べたいものが変わってきたり
いつもの予定がなんだか重く感じたり
そんな“微細なサイン”を、ちゃんと受け取ってあげることが
風水的な「整え」でもあり、運気をめぐり良くする大切な時間です。
また、今は「土用」の時期でもあります。
この“土”のエネルギーは、五行の中心であり、
身体では“脾(ひ)”=胃腸など消化吸収のはたらきと深く関わります。
つまり、夏バテしやすかったり、
ちょっと気分が不安定になりやすかったりするのも、自然なこと。
だからこそ、いまは無理をせず、
からだも心も「やさしく真ん中(中庸)に戻していく」ことが大切なのです。
新月は、こころのリセットスイッチ
そして新月は、
「まっさらな状態」から新しい流れを呼びこむタイミング。
「浄化」と「はじまり」のときとされ、
内側を静かに見つめるのにぴったりなときです。
- 最近ちょっとがんばりすぎていたことは?
- もう手放してもいい「思い込み」や「こだわり」は?
- これから迎えたい“わたしの流れ”って、どんなもの?
この時期に、やってみたい4つの風水習慣
この時期におすすめしたいのは、
自分の内側にふっと立ち返るような、こんな習慣です。
- 暑さで疲れた胃腸をいたわる、やさしいごはん
→ 土用は「脾(消化器)」を整えるタイミング。あたたかく、やさしい味を。 - 寝室や玄関など、気の入口をそっと整える
→ ほんの5分でもOK。使わないものをひとつ減らすだけで、空間が呼吸を始めます。 - いらなくなった予定や持ち物を、ひとつ手放してみる
→ 「手放し」は、めぐりを生む風水アクション。次の季節を迎えるスペースに。 - 画面を閉じて、深呼吸できる時間をほんの少しつくる
→ 忙しい毎日に、ふっと心に風が通るような「余白の時間」を。
どれも、すぐにできるシンプルな整えごと。
がんばりすぎず、やさしく、自分の今に寄り添ってあげてくださいね。
次の季節へ向かう、心と空間の「余白」を
「大暑」と「新月」が重なるこの頃。
暑さが高まりながらも、季節は少しずつ秋へと向かっています。
風水では、こんな“気の切り替わり”の時期こそ
暮らしや心のリズムを見直すチャンス。
慌ただしい日々の中で、
ほんのすこし空間に余白をつくってみると、
自分にとって心地いい流れが、自然と見えてくるかもしれません。
すべてを整えなくて大丈夫。
小さな「余白」から、“わたし仕様”のめぐりをはじめていきましょう。
志賀由都理からの小さなおしらせ
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あなたの暮らしに、小さなめぐりを育てるきっかけになりますように。