暮らしのごはん

「噛んで、整う。」|夏の終わり、玄米とわたしのデトックス習慣

YUTORI
「噛んで、整う。」

夏の終わり、玄米とわたしのデトックス習慣

夏の終わり。
土用が明けるまで、あと1週間。

暑さと疲れがまざって、
心もからだもなんだか“ゆらぐ”この時期。

そんな今こそ、
わたしにとっては
「内側から整える」絶好のタイミング。

季節の巡りに合わせて、
今年もそっと始めました─
”ゆる”マクロビオティック。

からだを軽くし、気を整えるための、
ちいさなデトックス習慣です。

小さな修行、七号食

玄米とごま塩だけを基本に過ごす「七号食」。

ストイックなようでいて、
実はとても穏やかで丁寧な時間。

わたしはこれを“ゆる七号”で実践。
玄米とごま塩に、
時々お味噌汁や梅干しも添えて、約10日間。

「え、それだけ!?」って
思うかもしれませんが

普段の食生活の乱れや、
偏りがリセットされて、
驚くほど心と身体が軽くなるんです。

そして、何より整うのは、「気」

陰と陽のバランスでいえば、
中庸〜ちょっと陽寄りで、
ちょうどいい整い方をしてくれる。

陰に寄っていた人は
クヨクヨが落ち着き、

陽に傾いていた人は
イライラがすっと引いていく

胃腸も休まり、
気の流れもスムーズにめぐりはじめます。

すると、食べることだけでなく、
・部屋の掃除
・言葉の選び方
・時間の過ごし方__まで
自分にも、他人にも、物にも
丁寧に優しくなっていけるんです。

ごま塩の音に、心をととのえる

ごま塩づくりも、
この期間の大切な整え時間です。

最初はぷちぷち…音がはじけて、
やがて油が出てくると、
キン…と響きが変わっていく。

普段は、あれこれ次のことを考えながら、
何気に済ませてしまっている部分も
丁寧に向き合うことになる。

無言で擦っているうちに、
自然と自分の内側も、
しん…と静まって
研ぎ澄まされていく気がするんです。

玄米を食べるときの大切なポイント

玄米は“タネ”だからこそ食べ方が重要!

ちゃんと吸水させてから炊いて、
そして、ひとくち100回噛む

慣れないと「噛む」ことが
難しいかもしれませんが、
いつの間にか100回以上
噛めるようになってきますよ♪

私はマクロビオティックを学んだ時に
「ありがとうございます(10文字)」を
10回唱えながら噛みなさいと、
教えていただきました。

殻ごと噛み砕くことで、
はじめて“命のエネルギー”が巡ります。

やってみたい方へ:わたし流の玄米ご飯の作り方

玄米の炊き方(1合分)

材料:

  • 玄米 1合
  • 水 270ml(1.5倍)
  • 自然塩ひとつまみ(水の吸収を促進)

炊き方ポイント:

  • もみ洗いで表面をやさしく削る
  • 24時間浸水(水は炊く時に交換+夏場は冷蔵庫推奨)
  • 圧力鍋・土鍋・炊飯器の玄米モードなどで炊飯
  • お鍋なら10~15分蒸らしてふっくら完成

しっかり吸水できると、もちもちで消化にもやさしいです。

食べ方のコツ

  • 基本は 玄米+ごま塩のみ
  • 1口100回噛むを目安に
  • できれば10日間が理想

それぞれ好みや習慣、お体の調子など違うので、ご自身が心地良いペースで!

さいごに

わたしにとって、玄米食は
“真ん中”に戻る、処方箋。

気がバラついてるな、
ざわざわするな…と感じたとき、
またそっと玄米に戻る。

丁寧な時間は、小さなことから始められます。

暑さで体も心もバテやすい夏。
だからこそ「無理なく」「やさしく」過ごすのがいちばん。

それでも
秋に向けて、そっと自分を整えていく感覚は、
すごく心地いいものです。

ごまを擦る音、
ふっくら炊きあがる玄米の香り
そんな静かな時間が、
日々の暮らしを
“真ん中”に戻してくれるかもしれません。

ABOUT ME
志賀由都理(しが・ゆとり)
志賀由都理(しが・ゆとり)
風水ライフデザイナー
横浜を拠点に、風水・気学・空間デザインを通して、 女性が“自分らしく整う暮らしと働き方”を叶えるお手伝いをしています。 17年間でのべ3万人以上の方へ風水鑑定やコンサルを行い、現在は「風水ライフデザイナー養成講座」などの講座やワークショップを主宰。 空間を整えることで、心も人生も変わっていく体験を、私自身も重ねてきました。 風水の知恵は、あなたの毎日をやさしくサポートしてくれる“味方”です。 このサイトでは、講座やコラム、LINE特典を通じて、 風水ライフを暮らしに取り入れる実践アイデアを発信しています。
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